Steamゲームのストアページには、必ずシステム要件が記載しています。
そのゲームを正常にプレイできる、目安のPCスペック。
ゲーム購入前に、必ず一度は目を通すことかと思います。
ここで気になるのが、「スペックがわずかに届かない」こんな場合。
ゲームの動作はどのようなものか?通常通りプレイできるの?まともに遊べない程度?
面白そう!と思ったゲームがこういう場合、もやもやしますよね?
私自身気になるところでして、ホラーゲーム「Emily Wants To Play Too」をお古のPCでプレイ。
設定を変更しつつ、フレームレートやPCにかかる負荷をチェックしてみました。
興味を持たれた方、ぜひご覧くださいませ。
検証について
内容
使用するゲームは「Emily Wants To Play Too」。

当ブログでも何度か記事にさせていただいている、びくびく系ホラーゲームです。
セッティングにてグラフィック関連の設定を変更できます。

ここでは、Resolution(解像度)とQuality(グラフィッククオリティ)をいじっていきます。
最高設定、および最低設定にした状態の動作を調べるため、
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上記2パターンを設定。
本記事では、それぞれについてLow設定、およびHigh設定と仮称します。
ゲームのシステム要件最低
比較に用いる項目のみ記載します。
最低
- OS: Windows 7,8,10
- プロセッサー: Intel Core i5
- グラフィック: NVIDIA GTX 770 (2 GB VRAM)
推奨
- OS: Windows 10 (64 bit)
- プロセッサー: Intel Core i7
- グラフィック: NVIDIA GTX 970 (4 GB VRAM)
使用PCのスペック
- OS: Windows 7(64 bit)
- プロセッサー: Intel Core i5 750( 2.67 GHz)
- グラフィック: AMD Radeon HD 6670(1 GB VRAM)

昨年まで使用したPCです。
約10年前にドスパラから購入。その間大きな不具合もなく、なかなかのタフガイでした?
グラフィックボードはNVIDIA GeForce 9800 GT(512 MB VRAM)から交換済み。
ゲームの要件と比較すると、
- CPUは最低要件を満たしている
- グラフィックボードはビデオメモリが不足
こんなスペックです。なんともいえないですよね?
このPCを使用。ゲームの動作をテストしていきたいと思います。
果たしてどうなることやら・・・
フレームレート
Low設定
50~60 fps と高い値。
ローディング時などで一時的な低下はあるものの、プレイに支障はなし。
快適にプレイできました。
肝心な画質ですが、

静止画だと一見荒れた箇所もなく、意外と良さそう・・・
しかし部分的に見てみると、

あー・・・
暗色だと目立たないのですが、明色部分に関しては画質の乱れが気になります。
High設定
15~20 fps で常時低レート。
移動のたびグラフィックがカクカク・・・まともにプレイできません?
画質については、

Low設定と比較すると、よりはっきりくっきりと見えます。
先ほどのシェードカーテンを見てみると、一目瞭然。

全然違いますね!細部まで綺麗に描写されています。
PCにかかる負荷
タスクマネージャーを起動。
それぞれの設定でプレイした際のCPU使用率、および物理メモリを見てみます。
ゲームを起動していない状態がこちら。

- CPU使用率 1%
- 物理メモリ 27%
既に物理メモリの1/4ほどが使用済みに。
ウイルス対策ソフトなど、バックグラウンドで起動しているソフトの使用率が意外と大きいですよね?
稀に有害なソフトがこっそり動いている場合も・・・PCが異常に重い時など、一度確認してみましょう?
Low設定

- CPU使用率 33%
- 物理メモリ 40%
High設定

- CPU使用率 59%
- 物理メモリ 39%
物理メモリに関しては、両者に大きな差は見られません。
一方、CPU使用率についてはハッキリとした違いが。
Low設定時33%・High設定時59%と、約2倍の差が開きました。
またHigh設定の場合、プレイ中にフリーズすることもしばしば。

CPU使用率を見てみると、80%台に。
常時フレームレートが低いことに加え、頻繁に発生するフリーズ。
このPCのスペックでは、やはりHigh設定でのプレイは厳しいようです?
まとめ
「要求スペックに満たなくても、設定を低くすることで十分プレイ可能」
Emily Wants To Play Too を使った今回の検証では、このような結果になりました。
画質面などにおいて少し目をつぶれば、多少のスペック不足は問題にならない場合も多そうです。
もちろんゲームや使用PCによっては、まともに遊べない可能性もあるかと思いますが・・・
「どうしてもSteamで遊びたい、だけど設定を低くしても無理!」
そういった場合であれば、ゲーミングPCの購入を検討するのが無難でしょう?
本記事をご覧いただき、ありがとうございました。
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