使い慣れたPS4コントローラー。これを使い、お気に入りのPCゲームをプレイしようとしたものの・・・
「動かなかった」「対応してなかった」
こんな経験ありませんか?
実際のところ、PCゲーム側が「PS4コントローラーに非対応」というケースは珍しくありません。
特に海外ゲームやインディーゲームにおいては、しばしば。
しかしご安心を。
Steamのコントローラー設定は、他のPCゲームに対しても適用可能。
そうすることで、「どんなPCゲームでも」PS4コントローラーで遊べるようになります。
本記事では、具体的な設定方法を解説。
興味を持たれた方、ぜひご覧くださいませ。
PS4コントローラーは「すべてのPCゲーム」で使えます
なぜ使えるようになるの?
Steamにおいて、PS4コントローラーは正式サポート対象。
ゲーム毎に設定が必要な場合もありますが、すべてのSteamゲームで利用することができます。
さらにこれは、他プラットフォームのゲームやアプリケーションにおいても同様。
Steamの設定を利用することで、PS4コントローラーで操作できます。
ここからは非Steamゲームに対して、「Steamのコントローラー設定を適用させる」方法を解説していきます。
手順に入る前に・・・
手順説明に入る前に、設定するPCゲームに関して確認していただきたい点がございます。
それは、「ゲームの実行ファイル(.exe)が存在するか、否か」という点。
・存在する場合
・存在しない場合
この条件しだいで、設定方法が異なります。
必ずチェックしましょう。
プラットフォームによって操作は異なりますが、ランチャー経由でゲームフォルダを直接開くことが可能。

そこから目視、あるいは検索で探しましょう。
ゲームの実行ファイル(.exe)がある場合
Steamライブラリに登録
まずはSteamクライアントを起動

画面左下の「+」をクリック。
展開されるリストの中から、「非Steamゲームを追加」を選択します。
「ゲームの追加」ウィンドウが表示。

ここで目的のPCゲームを選択。Steamライブラリへの登録が完了します。
見当たらない場合は「参照」をクリック。

ファイルを探して選択、開くをクリックします。

これでOKです。
ライブラリに追加しても、今まで通りの方法でゲームを起動してしまうとSteamの設定が適用されません。
必ず、Steam経由で開くようにしましょう。
デスクトップにショートカットを作っておくと便利です。

コントローラー設定
設定を行う前に、PS4コントローラーを接続しておきましょう。
また、初めてPCにコントローラーを接続する場合、初期設定が必要になります。
ワイヤレス接続時は「ペアリング」、および「PS4サポート」の有効化が。
有線の場合は「PS4サポート」の有効化を行います。
くわしい方法については、こちらの記事をご覧くださいませ。
PS4コントローラーでSteamはプレイできます!接続・設定方法をご紹介
① 設定画面を開く
先ほど同様、Steamクライアントを開きましょう。

画面右上のアイコンを選択、Big Pictureモードを起動します。
Big Pictureモードのトップ画面が表示。

トップ画面あるいはライブラリから、設定を行うゲームを選択します。
選択したゲームの詳細が表示されます。

画面左側の「ショートカットを管理」を選択。
コントローラー設定を選択します。

これで設定画面が開けました。
② キーを割当てる
ここでは、和風ホラー「Ginkgo」の設定例をご紹介します。
ゲーム内の操作方法は以下の通り。
・移動 ・・・・・・・・・・・・ WASD
・ダッシュ ・・・・・・・・・・ Shift + WASD
・しゃがむ ・・・・・・・・・・ 左 Ctrl
・インタラクト ・・・・・・・・ E
・針を構える ・・・・・・・・・ 右クリック
・針やハサミのアクション ・・・ 左クリック
・システムメニュー ・・・・・・ Esc
上記のキーを、PS4コントローラーに割り当てていきます。
まずは移動に対応するWASD。これを「左スティック」に設定します。
先ほど開いたコントローラー設定画面をご覧ください。

左スティックのエリアを選択。
設定画面に移動します。

ここで入力スタイルを選択。
展開されるリストの中から、「十字キー」を選択します。
中央に十字キーが表示。

まずは「上キー」に対し、Wを割当てていきましょう。
カーソルを移動し、選択します。
キー割当て画面へ移動。

ここでWを選択し、前の画面に戻ります。
改めて、先ほどの十字キーをご覧ください。

「上キー」にWが表示されていますね。
これで1つ完成です (^^)
同様に、ASDを割当てていきましょう。

上記画像のように、4方向それぞれにWASDが表示されればOKです。
前の画面に戻り、他のキーも設定していきましょう。
設定完了後は、下記画像の通り表示されます。

「ダッシュ」は左スティックの端(アウターリング)に設定。
スティックを軽く倒すと「歩く」、しっかり倒すと「ダッシュ」。このような挙動になります。
また「マウス感度」は、ゲームのカメラ動作に合わせて調整。
全体的な感度、および垂直方向の感度を下げています。
これにより過度な視点移動を抑えることができ、酔い防止に繋がります。
・ ダッシュ(左スティック)の設定

・ マウス感度(右スティック)の設定
ゲームの実行ファイル(.exe)がない場合
ここまでお話してきたのは、ゲームの実行ファイルが存在する場合。
Steam以外のPCゲームであっても、Steamライブラリに登録可能。
登録することで、PS4コントローラー非対応なゲームでも正常に動作するようになる。
こんな方法です。
一方、実行ファイルそのものが存在しない場合。
Steamライブラリに登録する手段がありません。

しかしご安心を。
Steamでコントローラー設定ができるのは、ゲームプレイ時だけではありません。
「デスクトップ設定」を利用すれば、ゲーム以外の操作についても細かく設定可能。

ライブラリに登録できないゲームに対しても適用できます。

ライブラリに登録したゲームの場合、個々にコントローラー設定が可能。
プレイする際は、その設定が自動的に適用されます。
一方ここでご説明する「デスクトップ設定」は、その名の通りデスクトップ操作用の設定。
ゲーム個々のコントローラー設定が不可能です。

そのためプレイするゲームが変わるたび、設定を丸ごと変更しなければなりません。
そういった点から「デスクトップ設定」は、あくまで予備的なものと捉えてください。
実行ファイルが存在しライブラリに登録できるのであれば、そちらの方が使い勝手が優れます。
前置きが長くなってしまいましたが・・・
本題の設定方法について、ご説明させていただきます。
まずはBig Pictureモードを起動。

歯車アイコンを選択します。
各種設定画面が表示。

コントローラカテゴリの「基本設定」を選択。
すると、3種類のコントローラ設定が表示されます。

ここで、上段の「デスクトップ設定」を選択。
これで設定画面にアクセスできました。

まずはデフォルト状態のキー割当てを、ざっくりと見てみましょう。
スペースやRETURN(ENTER)、左 Ctrlなど、デスクトップ操作に必要なキーが割当てられていますね。
これを先ほど同様、ゲームプレイに適したキーに変更していきます。

これで完了です。
繰り返しになりますが、ここで可能なのは「1種類」の設定だけ。
・通常のデスクトップ用
・他のゲーム用
上記のような別の用途で使用する場合、設定を丸ごと変更する必要が。
そのため一旦変更した設定は、保存しておくことをおススメします。

こうすることで、複数のゲームをプレイしていても大丈夫。
すぐに設定を変更し、PS4コントローラーで遊ぶことができます。
Steamが起動してない状態だと、デスクトップ設定は適用されません。
PCを起動したら、一度はSteamを開いておきましょう。
画面を閉じたとしても、バックグラウンドで起動していればOKです。
「PCゲーム全般におけるPS4コントローラーの設定」についての解説は、以上となります。
本記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました。
=>はじめてでも簡単!コントローラーの設定方法一覧(PS4・Xbox他)