PS4コントローラーならL2・R2、XboxコントローラーならLT・RTを指す「トリガー」。
本記事ではそんなトリガーについて、Steamにおける設定方法・および設定例をご紹介いたします。
内容としては、「ソフトプル・フルプルの使い分け」をメインに。
ご自身で設定される際に迷わぬよう、図が多めの解説となっております。
たかがトリガーと侮るなかれ。
適切に設定することで、プレイの自由度が大きく広がりがりますよ!
興味を持たれた方、ぜひご覧くださいませ。
※ 本記事ではPS4コントローラーを例に解説しておりますが、Xboxコントローラーなどでも利用可能です。
トリガー設定の前にやっておくこと
初期設定
設定を行う前に、コントローラに関する「初期設定」を済ませておきましょう。
必要となる設定は、接続方法により異なります。
・ 無線(ワイヤレス)接続の場合
「ペアリング」および「PS4コントローラー設定」の有効化
・ 有線接続の場合
「PS4コントローラー設定」の有効化
どちらもごく短時間で完了する、簡単な設定。
ちゃちゃっと済ませてしまいましょう (^^)
設定の詳細については、こちらの記事をご覧くださいませ。
PS4コントローラーでSteamはプレイできます!接続・設定方法をご紹介
また、PS4コントローラーが繋がれていなければ設定はできません。
取り掛かる前に、PCに接続しておきましょう。
コントローラー設定画面を開く
まずはSteamクライアントを起動。

右上のアイコンを選択します。
すると、Big Pictureモードのトップ画面が表示。

ここで、設定を行いたいゲームを選択しましょう。
トップ画面に見当たらない場合、ライブラリから選択できます。
選択すると、ゲームの詳細が表示。

画面左側、「ゲームを管理」カテゴリを選択。
続けて上段の「コントローラ設定」を選択します。
これでコントローラーの設定画面が開けました。

これより、具体的なトリガーの設定ついてご説明いたします。
PS4コントローラーのトリガー設定
概要
本記事では例として、Steamホラー「MIST SURVIVAL」向けの設定をご紹介。
・ フルプルに左クリック(決定)を割当て
・ ソフトプルに左Ctrl(しゃがむ)を割当て
・ 各プルを使い分けやすいように、ソフトプルのトリガースタイルおよび位置を調整
上記のように、R2のトリガー設定をカスタマイズしていきます。
まずはR2の設定画面を開いていきましょう。
先ほどのコントローラー設定をご覧ください。

ここで、「右トリガー」と表示されているR2のエリアを選択。
これでR2の設定画面へアクセスできました。

変更する項目は上記画像の通り。
・ フルプルアクション
・ ソフトプルアクション
・ ソフトプルのトリガースタイル
・ ソフトプル位置
4項目を設定していきます。
「MIST SURVIVAL」はコントローラー非対応のゲーム。
デフォルトのR2設定では、押しても叩いても一切反応しません。
しかし、適切なトリガー設定に変更すれば問題なし。
正常にR2が動作するようになります。
また本設定は、他のゲームでも応用可能。
「コントローラーが対応していない」
「割当てたいキーが多すぎて、ボタンが足りない」
こんな場合に役立ちますよ!

・ トリガーを浅く押し込むこと ・・・ ソフトプル
・ トリガーを深く押し込むこと ・・・ フルプル
このように呼びます。

各状態には、異なるキーを設定可能。
1つのトリガーに対し、2つのアクションを割当てることができます。
ここまでが、本記事でご紹介するトリガー設定の概要。
これより、具体的な手順をご説明させていただきます。
フルプルアクション
フルプルに左クリック(決定)を割当てます。
まずはR2の設定画面をご覧ください。

ここで「フルプルアクション」の項目を選択。
キー、およびバインドの設定画面へ移動します。


「キーに対応するゲームの動作・機能」を指します。

入力したバインドは、コントローラー設定画面に表示。
説明書のような役割ですね。
省略も可能ですが、後で設定を確認・修正する際に役立ちます。
それではバインドから設定していきましょう。

「バインドを選択」のボックスにカーソルを合わせ、「決定」と入力。

続きまして、「決定」にあたる左クリックを選択します。
すると、自動的に前の画面へ移動。

フルプルアクションの項目に、「決定(左クリック)」と表示されます。
続きまして、「ソフトプルアクション」についてご説明させていただきます。
ソフトプルアクション
こちらの設定も、先ほどのフルプルアクション同様です。

「ソフトプルアクション」の項目を選択。

バインドを入力し、割当てるキーを選択します。
ここではバインドに「しゃがむ」と入力し、「左Ctrl」を選択。

手順後は、このように表示されます。
続きまして、「ソフトプルのトリガースタイル」についてご説明させていただきます。
ソフトプルのトリガースタイル
「トリガーを引いた時、ソフトプルがどのように反応するか?」
ここではこのような設定を行います。

まずは「ソフトプルのトリガースタイル」を選択。
するとリストが展開、様々なスタイルが表示。

この中からゲームやプレイスタイルに合わせ、適切な種類を選択していきます。

お任せあれ。
・ 触発性トリガー(デフォルト設定)
・ ヒップファイア
上記2種類のトリガースタイルについて解説していきます。
これさえわかれば、ご自身でベストなスタイルを選択できますよ!
・ 触発性トリガー
「フルプルアクション時に、ソフトプルアクションも必ず動作する」という特徴があります。
具体的にご説明していきましょう。
先ほどR2のフルプルアクションに「決定(左クリック」)を、ソフトプルアクションに「しゃがむ(左Ctrl)」を割当てました。
MIST SURVIVAL において左クリックは、「殴る」といった攻撃動作も兼ねています。
ここで試しにR2をしっかり押し込み、その場でフルプル。

すると「殴る」に加え、ソフトプルアクションの「しゃがむ」が同時に動作します。
ソフトプルアクションにキーを割当てていない場合は、問題ありませんが・・・
なにかしら割当てている場合フルプルアクションを単独で行えず、プレイの妨げになりかねません。
こんな時に役立つのがヒップファイアです。
・ ヒップファイア
「トリガーを素早く引く」ことで、フルプルアクションのみ動作させることが可能。

ここではしゃがむ動作が入らず、「フルプルの攻撃だけ」が発生しています。
・ ソフトプル、およびフルプルに異なるキーを割当て
・ かつ、それぞれの動作を単独で行いたい
こんな場合に活用しましょう。
また、ヒップファイアには下記4種類のスタイルが存在。
① アグレッシブ
② アグノーマル
③ リラックス
④ エクスクルーシブ
それぞれ、「ソフトプルの省略に必要なトリガー速度」が異なります。
「アグレッシブ」は、要求されるトリガー速度が最も速いスタイル。
ゆっくりトリガーを引くと、ソフトプルが反応してしまいます。
「ノーマル」、「リラックス」と下位になるにつれて、要求速度が低下。
「エクスクルーシブ」は、ヒップファイアの中でも特徴的なスタイル。
ソフトプル、あるいはフルプルアクションが発生すると、もう一方の動作が発生しなくなります。
ゲームでの動作を確認し、ご自身に合ったスタイルを見つけましょう。

個人的には「アグレッシブ」、あるいは「ノーマル」がおすすめです (^^)
続きまして、ソフトプル位置についてご説明させていただきます。
ソフトプル位置
ソフトプルアクションが発生する「トリガーの位置(深さ)」を調整することができます。

まずは「ソフトプル位置」を選択。
すると、スライダーを左右に動かせるようになります。
スライダーを左側に動かすと、より浅い位置で。
右側に動かすと、より深い位置でソフトプルが反応するように。

おすすめは若干左側へのスライダー調整。
デフォルトよりも、浅い位置でソフトプルアクションが発生。
「しゃがみ(ソフトプル)がしたかったのに、勢い余って決定(フルプル)を動作させてしまった」
本記事の例でいえば、こういった誤操作を防ぐことができます。
また、極端に左側へスライダーを移動させた場合。
軽くトリガーに指が掛かっただけでも、ソフトプルが反応してしまいます。
誤操作の原因になりかねませんので、あくまでほどほどに・・・

ここまでの設定が完了すると、上記画像の通り表示されます。
「SteamにおけるPS4コントローラーのトリガー設定」についての解説は、以上となります。
本記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました。
=>はじめてでも簡単!コントローラーの設定方法一覧(PS4・Xbox他)